マヨネーズの絞り出し口

ひ~ちゃんもいつの間にかマヨラーの道を着々と歩みつつあります.
今日の夕食で,サラダはチットモ食べずに彼のスプーンにマヨネー
ズを載せさせては一心に舐めていました.

最近ですが,若い方々はマヨネーズのチューブの出口の形が星型で
ないと驚かれる,との話を聞きました.最近は細口(直径2mmくらい)
のものも売られているが何か理由があるのか,と不思議がるそうな.

ここで中年オヤジが昔話をします.
60年代はマヨネーズは瓶に入って売っているものでした.瓶を開
けては適量をスプーンでサラダに載せて食していました.
ググッてみたら,まだ瓶入りの製品もキユーピーでは生産していま
すね.

70年代に入ってからPE製(だよね?)の軟質ボトル型になったの
ですが,絞り出し口は直径1cmちかい穴が開いているだけでした.
サラダの上にカニカマの長~いのみたいなマヨが鎮座するわけです.
子供の私にはそれすら驚異でした.サラダの上でのマヨの配置が自在
に出来る!サンドイッチを作るときにマヨを均等に載せられる!
アッと言う間にボトル型のマヨが普及していった,と言うより今更
瓶入りのは使う気にならなくなった,というのが本音だったでしょう.

しばらくはマヨの絞り出し口もデカイままでした.ここである企業が
コペルニクス的転回を行います.味の素がマヨに参入するにあたって
絞り出し口を星型にして発売したのです.これにも少年の私はたま
げました.サラダの上でマヨがイキナリ華やかな存在となったので
すから.その後,楕円形や多角形(四角なんかもあったと記憶して
いる)など,進化の試行錯誤が生物のように行われましたが,結局
は星型に収斂して現在に至っています.

それでも各社ごとに5角のや6角の星型があるようですが,最後の
意地なのか特許の関係なのかはよくわかりません.

これらの話も電話のダイヤルと同じく,ひ~ちゃんにはトリビア
しかならないのでしょうね.