巧言令色、鮮矣仁 「巧言令色、鮮なし仁。」

日本の自動車雑誌では必ず「ヨーロッパでは車の色が鮮やか,それ
に比べて日本は白ばっかりで云々...」とよく書かれています.

確かに日本では白,グレイ,黒なんかの無彩色が多いですね~.これ
にもちゃんと理由があるらしい,とずっと思っていました.

以前にサマータイムの項目で,力なく太陽が昇る,って書きましたが,
実際,エゲレスの陽の光と言うのは我々ヤマト民族が想像する以上
に弱々しいものです.特に冬は真昼でも,日本の夕方相当,みたいな
日も珍しくありません.こんな中で無彩色の車に乗っていると全く
主張がありません.無彩色なのはトラックや配送車くらいなものです.
赤や黄色みたいな主張の強い色でやっと目立つくらいです.

これに比べて日本の陽の光はキョーレツです.夏なんか目が痛くなり
そうです.以前,家の車に赤い車を使っていたのですが,夏場に親戚
を訪問したところ夕日を車が反射して窓の外が真っ赤で驚いた!こと
がありました.こんな環境では白やグレイで,ようやく無難なレベル
になる,と言うわけ.

以上が判ったような判らないような私の考察ですが,勿論,エゲレス
に限定しての話です.イタリアなんかのラテン系の国は上記の限り
ではありません.

誰か教えてたもれ.