悪名高きエゲレス料理

これはもう,哲学的な命題です.
「何故にプロテスタントの国では食事がマズいのか」
エゲレスとて例外ではありません.よく「衣食住」と言いますが,
彼らの生活での優先順位をイメージで言うと,下に示すような印象
を受けます.

住,衣 >>>>> 食

基本的にMr.ビーンなんかで出てくる食事が彼らの食の端的な例の
ようです.だから,ファーストフードの付け合せのチップスなんかも,
その気次第では盛大に残されます.

「ご飯は感謝して食べなさい!」と言われて育った私からすると,
見てて腹立たしくなることもよくありました.でも,彼らも食事の
前には神様に感謝の祈りをささげるハズじゃなかったのでは?

とりあえず今回は,勤め人の一番ホッとする時間,昼食について書き
ますが,ロンドンならいざ知らず田舎町の勤め人は昼食時間には家に
帰って昼ごはんを採っています.家が遠い人は持ち込み(日本で言う
ところの弁当)になり,日本の会社ではごく一般的な食堂で定食が
出る,と言うことはまず無いみたいです.で,彼らの持ち込んでいる
食事ですが...

サンドイッチ(普通にコンビニで売っているみたいなの)が一つ
及びリンゴ1個

以上,でした.これでよく夕方まで腹が持つものだと感心しており
ました.

私は,昼休みは防犯も兼ねて,車で5分ほどの家に帰って蕎麦なんぞ
を茹で,麺つゆにノリを浮かべてすすっていました.今,これを書
いていても当時の「うま~」な気分がアリアリと蘇ってくる位,旨
かったです.蕎麦をすすりながらいつも考えていたのは「この旨さ
を知らないなんて不幸な連中じゃの~」でした.